トルネード警報

アメリカに来て約4年。
先日、(たぶん)初めてメイズビルにトルネード警報が出ました。

トルネード注意報(Tornado Watch)
でなくて
トルネード警報(Tornado Warning⚠️ )

今までも、注意報レベルはあった気がしますが、
今回は警報が出てビックリしました。

初めて家の中で避難しました。
あまりに心の準備ができていなくて、
心臓がバクバクしました。
これはもう少し情報収集して心の準備をしておくべきだったな、

と思ったので記録しておきます。


✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
この日は、元々天気予報でも午後から雨(嵐)の予報。
そしてお昼頃には突然ヒョウ(hail)が降りました。
我が家周辺では製氷皿で作る氷サイズよりやや小さいくらいのヒョウでしたが、

シンシナティ方面ではゴルフボールサイズのヒョウが降ったとか!

トルネードについて調べていたら、
トルネードが来る前に"ヒョウが降った”という現象は他にも報告されていました。

私はこの日こまめに天気予報をチェックしていたわけでもなく、
トルネードの可能性があるだなんて全く知らずに寝てしまいました。
スマホも電源オフにして。

23:15頃
「トルネード警報が出た」と夫に起こされて初めて知りました。
外ではサイレンが鳴ったそうです。
→★1
スマホの電源をオンにしたらすぐに受信した緊急速報。
見たら”Take shelter now.”って書いてある。
え??これは避難した方がいいのか?
どうなのか?
外の状況が全く分からないまま、
テレビも付ける間もなく
とりあえずバスルームに避難しました。→★2

どうしよう!
何か持っていく必要あるんだっけ?!
→★3
とりあえずトルネードで窓が割れたら危ないし靴下だけ履いておこうか!
と寝ぼけた頭で靴下だけ履き、寝ている子どもを抱っこしてバスタブの中に避難。
これが23:20頃

そしてひたすらスマホで情報収集。→★4
とりあえずFacebookを見たら、知り合いのアメリカ人のコメントに

「メイズビル周辺に23:30に直撃する」と書いてある。

ヒェー!


本当に来るのか??
ドキドキしながらバスタブの中に出来るだけ身を縮めて待つこと約10分、
本当に23:30頃になったら
外の風がものすごく強くなり
音も大きく
さらにはサイレンも鳴って!
それはそれは恐怖の一言でした。


幸い、我が家の近くは実際にトルネードが通ることはなく
何も被害なく無事でしたが
Mayslick方面やダウンタウン、など
いくつかのメイズビル近辺の地域で多少なりとも被害が出ていたようです。


そして
23:38
トルネード警報解除。


と、我が家の流れはこんな感じでした。


この流れの中で、
★マークを付けた箇所について
今後のためのメモをいくつか。


【★1:サイレンについて】
今回、サイレンを初めて耳にした気がしたので、
英会話の先生にもサイレンについて聞いてみました。


このサイレンが鳴るのは、本当の非常時。
それも突然発生した緊急時の場合とのこと。


具体的には
•今回のようなトルネード接近
•戦争
•テロリストアタック
など。


同じような非常事態でも、
洪水やハリケーンなど、ある程度予め予測が立ち
市民が避難するまでにそれなりに時間を確保できる場合には
サイレンは鳴らないのだと。


【★2:避難場所について】
トルネード接近の場合の避難場所は
一般的には地下または窓の無い構造的に強い部屋。
自宅に地下室がある場合は地下がベスト。
我が家のように地下室がない場合は、
なるべく窓のある部屋から離れた、家の中心部にあるバスルーム等になるのかなと。


でも正直、木造の家でバスルームに避難したところで
家もろとも吹き飛ばされたら助からないだろうなとも思いました…。


Facebookでのアメリカ人の書き込みを追っていたら、
Mason County内で一般人が避難できるシェルターはどこ??と質問している人もいました。
その質問に対する回答は…
「少なくともMason Countyと隣のFleming Countyにはシェルターはない」
でしたが。
エリアによっては、こういう時に駆け込めるシェルターが用意されているところもあるのですね。


おそらく、学校や会社などには
ちゃんとトルネード用の避難場所があるのだと思われます。
私はMCTCでトルネード用シェルターのサインを見たことがあります。


一般的な傾向としては
トルネードは午後3時〜9時に発生することが多いそうです。


その他、
トルネードの一般情報は在ナッシュビル日本国総領事館のホームページにも載っていましたので
参考までに貼っておきます。


【★3:避難時に用意するもの】
これは本当に個人の思いつく限りというレベルで。
実際トルネードの被害に遭ったわけではないので、あくまでも想像で。

①懐中電灯
今回我が家は停電もしなかったのもありスマホのライトでとりあえずしのぎましたが、
場所によっては今回の嵐で停電が発生していました。
ということで、避難場所に懐中電灯は必要かなと。


②充電を予め満タンにしたスマホ
我が家は避難した先がバスルームなので、もちろんテレビも見られず。
なので情報収集はスマホだけが頼りでした。
上記の通りいつ停電するか分からないと考えると、
トルネード注意報が出た時点でスマホの充電には気を遣っておいた方が良かったなと思いました。


そして念のため充電器も。


領事館のホームページでは、お天気ラジオも勧められています。


③靴(または靴下)と毛布類
とりあえず、万が一窓などが割れた際に足を守るものと、
特に寒い時期や夜間に屋根が飛ばされた場合に備えて防寒にもなるものを。
頭を守るためにマットレスなどの分厚いものもあった方が良かったようです。


思いつくものはこれくらいかな。
トルネード警報の場合、警報自体が発令されてから解除されるまでの時間は
それほど長くないと思われるので
本当にその30分やそこらの時間に最低限必要なものだけ。


でも実際トルネードが直撃して家が吹き飛ばされたことを考えてみたら…
少なくともパスポートと貴重品ぐらいは一緒に避難させておいた方がよかったのかな?と思ったり。


あと私はこの時眼鏡をしていたので、コンタクトに付け替えておいた方がいいのか?!迷いました。
眼鏡が吹き飛ばされたら本当に見えないから困るなと。。


この辺は地震の際の避難と同じですね。


【★4:スマホで情報収集する先】
避難して、とにかく知りたかったのは
💡今外がどうなっているのか?
💡実際にこのエリアに直撃する可能性はどれくらいあるのか?
💡直撃する可能性があるのならば、具体的にいつくるのか?
そんな情報でした。


こんな情報を収集することを今まで想定したこともなかったので、
Facebookでも意識してフォローしているサイトも無かったし、
いざという時になってとりあえず情報収集する先が
いつも天気予報を見ているThe Weather Channelのレーダーぐらいしかなかったという。


The Weather Channelのレーダーでもなんとなく嵐の所在地は分かったのですが、
上記私の疑問への答えを得るには十分ではありませんでした。


ということで、
トルネード警報が解除されてから
落ち着いて調べたり
英会話の先生や他の奥さまに聞いたりしてみた結果、いくつかの選択肢を見つけました。

①テレビチャンネルのアプリをスマホにダウンロードしておく

候補として上がったのは、
いずれもシンシナティの放送局。
アプリをダウンロードすればスマホでニュースも見られるので
テレビと同じ情報を得られるようです。

②FacebookでClaydarをフォローする
このページの詳細がイマイチ分かっていないのですが、
とりあえず今回のトルネードに関してはかなり詳しい情報が得られました。
上記私の疑問にもほぼ答えてくれるレベル。

ページの主はMason County在住と思われ、「Mason Countyがどうなのか」という視点で情報を発信してくれていました。
どうやら、個人が趣味で発信しているようです。
Facebookからリンクされているホームページを見るとやや怪しい感じもしないではないのですが…
少なくとも私が信頼しているFacebookでの複数のアメリカ人の友達がこのページをフォローしてコメントをしていたところを見る限り、
情報源としてフォローしてもいいのかなと思いました。

現時点でのケンタッキー州内で発令されている注意報警報が確認できたり
トルネード警報が出ているエリアを確認できたり
トルネードに関する基本情報を得られたりします。

アメリカでも特にトルネードが発生しやすいと言われる中西部と南部。
そんな情報を渡米当初目にした気はしますが、
いつしか警戒心は薄れ…
改めて今回トルネードの恐ろしさを感じたので、

暮らしの知恵として情報をアップしてみました。

Maysville Life II

ケンタッキー州メイズビルで生活する日本人に役立ちそうな情報が集まるといいなと思います。 Maysville Life Iはこちら↓ https://maysville-info.localinfo.jp/

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