ちょうど2週間前に、
パブリックスクールで「ロックダウン」と呼ばれる非常事態が発生しました。
学校からそのお知らせを受けるまで、
「ロックダウン」という言葉すら知らなかった私。
そしてそのお知らせを受けても、
なんのこっちゃでイマイチその危機レベルがピンとこなかった私。
後日英会話の先生と話していたら、
これは子どもを学校に通わせる親として
必ず知っておかなくてはならないし
特に子どもが小さい場合は
事前にきちんと日本語でも子どもに説明しておかなくてはいけないものだなと思ったのでブログにも残しておきます。
「ロックダウン」とは、
その言葉通り、学校が封鎖されること。
分かりやすいネーミングなので、
なんとなく想像くらいはつきます。
でも私は、
Mason County Schoolsの場合、
普段から学校に入る入り口は施錠されていて、
受付を通らないと入れないようになっているけど、
その施錠とどう違うの?
くらいの認識でした。
確かに普段から施錠はされているけれど、
この「ロックダウン」になった場合は
どのような事情があろうとも
校内にいる人は外に出られず、
校外からは誰一人として中に入れないそうです。
先生であろうと、親であろうと。
病院の予約があって子どもをピックアップしたいとしてもダメ。
物理的に校舎への出入りが一切できなくなるので、
学年によっては校舎間をバスで移動して受ける授業などもあるそうですが、
そういった移動も一切禁止。
そして生徒たちは
先生たちの指示のもとに
校内の安全な場所に避難して
場合によっては机の下に隠れたりなどするそうです。
不審者が侵入した場合や、
その恐れがある場合に発令されるようで、
アメリカでは悲しいかな学校での銃乱射事件などもあるので
定期的にこの「ロックダウン」のドリル(訓練)も行っているとのこと。
そして何よりも私が後から危機感を感じたのは、
英会話の先生曰く、
今回のような本番の「ロックダウン」がなされたのは、
英会話の先生が知り得る二十年以上もの間で初めてであったと知った時です。
そんなレベルでの警戒が必要な事態になっていたとは、つゆ知らず。
同じ事態になることはないかもしれませんが、
参考までに今回どのような背景でこの「ロックダウン」が発生したのかも
残しておきます。
若い男女の間で争いが発生、
その二人が学校近くのホテルQuality Innの駐車場で取っ組み合い、
それを見た人が警察を呼んだものの
駆けつけた警察官から男が逃走、
その男の逃げ込んだ先がMason CountyのHigh SchoolとMiddle Schoolの間の森であったため
学校内に逃げ込む可能性もあり
ロックダウンに至った。
ざっとこんな感じです。
そして学校からの周知のひとつはこんな感じ。
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A statement from Mason County Schools:
9:00am 1-16-20
A few minutes ago, we received notification from law enforcement indicating they were attempting to apprehend an individual around a local hotel. Given the proximity to all of our schools we decided to go on a precautionary lockdown. No students are in danger.
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このメッセージを
私は学校からの電話の録音メッセージで受けました。
我が子はその時Straubのキンダーにいましたが、
帰宅後に本人に聞いても特に何もなかったような反応。
本人が先生の話を理解していなかっただけかもしれませんが、
このことを英会話の先生に話したら、グレードの低い生徒たちには
生徒たちを必要以上に不安にさせないため学校側が全てを話していない可能性もあるとのことでした。
特に今回は、一応Straubもロックダウンにはなったものの、
男の逃げ込んだ森からは一番離れていて危機レベル的にも一段低かったと思われるとのこと。
ということでStraubはロックダウンになっていた時間も約30分ほど、と短時間でしたが
Middle Schoolなどは約2時間もの間ロックダウンだったそうです。
英会話の先生の娘さんもMiddle Schoolにいて、
本当に怖かったと言っていたそうなので、
森から近かったMiddleとHighは
子どもたちも理解できる年齢というのもあり、
怖い思いをしたのだろうなぁと想像できます。
日本にはないこの「ロックダウン」という事態、
(最近は日本も物騒なのでこの辺りも学校で訓練しているかもしれませんが)
必要以上に子どもを怖がらせてはいけないけれど、
きちんと子どもにも話をしておかなくてはな、と今回の件で思ったのでした。
ロックダウンについては、
「アメリカ 学校 ロックダウン」などで検索すると
日本語でも少し情報がでてくるので、
あまり馴染みのない方はぜひ。
そしてこのような情報、
学齢期のお子さんがいない場合
インバウンドでは入ってこないのも
ちょっと怖いなぁとも思ったのでした。
Facebookでは、
Mason Country Schoolのそれぞれのページでアナウンスされていた他、
学校以外では
比較的迅速に情報をシェアしていました。
(Maisville市のページでは情報提供なし)
そういう点でも、
ここメイズビルでの生活、Facebookで広く浅く情報収集することは
意外と大事だなぁとも思った次第です。
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