アメリカに来て4年、「水道水が茶色」を経験したのは何度あるかな?
両手で収まるくらいではあると思うけれど、それでも結構な頻度だなと思います。
日本で暮らしていた30年以上のもの間、水道水が茶色になった経験はなかったので
アメリカで初めて経験した時にはショックでした。
以前Boiled Water Advisoryについても記事にしましたが、
水道水が普通に使えないというのは、本当に不便。
特に主婦にとってはストレスでしかない!!
今日は、そんな「水道水が茶色」にまつわる細々としたことを思いつくままに書いてみようと思いました。
◆どんな時に「水道水が茶色」になるのか?
私の経験したものはほぼ100%が”近隣での火事”が原因かと。
一般的には、
- 火事の鎮火のために消火栓が使われた場合、
- 水道管が壊れ大量の水が流出した場合、
- 車の事故などで消火栓が壊された場合
などとにかく水道管を流れる水が激増した時になるそうです。
これは日本でも起こりえることのようで、日本の水道局などでも
情報提供がされていましたが…
メイズビルでは日本でよりもいとも簡単に茶色になってしまうのは
水道管が基本的に古いから??
◆「水道水が茶色」になることを予知する
やっかいなのは、水を流した状態では「水道水が茶色」に気づきにくいということ。
普通に料理中に水道水で野菜を洗ったり、洗面台で手を洗っているだけだと気づかないことも。
白いコップや白い洗面台のシンクに水を溜めないと茶色であることに気づきにくく、
私はたいていトイレに溜まる水が茶色になっていてようやく気づきます。
それでも
水が茶色になる前には必ず「水圧が不安定になる」ということを知ってからは
随分とこれを予知することができるようになりました。
時と場合によるのだとは思いますが、
水道水の水圧が一定でなくなり、水がいつもより出が悪くなったりすると
その数分後にはほぼ水が茶色に。
水道水の水圧が一定でないな、と感じた時点で白いコップに水道水を溜めてもまだ無色透明で、
その後に茶色に濁っていく場合があるのです。
この時点で気づくことができれば、
うっかり茶色の水道水で口をゆすいでしまうこともないし
食洗機や洗濯を中断することもできる!
ということで、
この数年で、水圧にはそれなりに敏感になったと思います。
◆「水道水が茶色」になってしまったら
一般的にはその水道水が無色透明に戻るまでには4時間から8時間程度を要するようです。
直近での私の経験でも水道水を普通に使えるようになるまで約8時間かかりました。
その間、
手洗いなどは・・・非常用ペットボトル水(Purified Water)
キッチンで食器洗い等直接口に入れない用途のものは・・・浄水器の水
口に入れる用途のものは・・・飲料用ペットボトル水(Spring Water)
でしのぎます。
もちろん、食洗機や洗濯機は使用をストップ。
アメリカのいくつかの市の水道のページを見てみると
茶色くなってしまった水道水を調査しても、有害なバクテリア等は検出されなかったと書かれたりしていますが、
それでも飲料用に用いるのは無色透明に戻ってから、と勧められていました。
まぁ、あの茶色の水道水を見て口にいれようとはだれも思わないと思いますが…。
ということで、こういう時のためにも
非常用ペットボトル水を常備しておくのは必要ですね。
我が家は飲料用ペットボトル水だとなんとなくもったいないので
いつもKrogerでPurified Waterの無料クーポンが出たタイミングで
購入し非常用にしています。
浄水器の水は、「水道水が茶色」時でも肉眼で見た限りは無色透明。
その分フィルターは一気に汚れるため交換頻度を早める必要はあるそうですが、重宝しました。
それでも元の水道水がここまで茶色いと、たとえろ過されていると思ってもなんとなく安心できず、念のため口に入れるものは飲料用に購入しているペットボトル水にしているという感じ。
アメリカの水事情については、疑いだしたらキリがないので私はある程度で妥協しましたが、どこまで気にするかは個人次第かなと。
メイズビルにいた日本人ファミリーでも、浄水器をつけるつけないは各家庭によって違っていて、私も当初どうしようか悩みました。
でも「水道水が茶色」の時だけは、一応ピリピリして気を付けています。
以上、そんな感じの私から見た「水道水が茶色」事情でした。
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